ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook
第3戦 SUGO SUPER TAIKYU 3 Hours Race
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A DRIVER | 浅野 武夫 |
B DRIVER | 藤原 大暉 |
C DRIVER | 石森 聖生 |
| 7/9 予選 | 7/10 決勝 |
順位 | 3位 | 3位 |
結果詳細 | 浅野 1.37.391 藤原 1.34.388 | 浅野 22周 藤原 52周 石森 30周 |
【フリー走行・予選】
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チームは24時間レース後、マシンを調整して筑波サーキットで事前テストを行った。木曜日にSUGOで走行したところ、ドライコンディションでは感触が良いものの、セミウエットやウエットコンディションではトラクションがかかりにくい。翌日は車高、バネレート、ショック、LSDをセッション毎に変更し、路面コンディションを選ばないセッティングを模索した。
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迎えた土曜のウォームアップはウエットコンディション。チームは予選でトラクションを稼ぐため、さらにリアのバネレート・ショックを変更した。Aドライバー予選は事前の天気予報とは異なり、ドライコンディションとなった。浅野はぶっつけ本番のマシンセットアップで、4番手となる1分37秒391をマークした後ピットイン、ショックの調整を行った。
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4周目に藤原は884号車国本選手にコンマ2秒に迫る1分34秒388をマークして3番手、A・B合算の予選順位は3番手となった。
【決勝】
レース時間は3時間、義務ピットイン回数は2回。今回のレースよりST4クラスの給油は20Lの公式指定給油ボトル使用で、1ピットの最大給油量は60Lまでと定められた。また、1回のピットストップで2本以上入れる場合、SUGOでは105秒のピットストップが課せられる。
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藤原をレース中ほどまで引っ張って石森から浅野へと繋いでいく作戦とした。給油はボトル2本1回、1本1回を想定。タイヤ交換は藤原のフィードバックで判断する事とした。午前8時からのウォームアップ走行でマシンのタンク上部から燃料漏れが発生している事が判明。チームはコースイン時間ギリギリまで作業してマシンをコースへと送り出した。
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レース直後のトラブルで発生した6周にわたるFCY・SCにより、ボトル給油1本を2回で届くと判断。石森へと交代すると、タイヤが厳しいという藤原からのフィードバックを受けてタイヤ4本を交換、ボトル給油1本でコース復帰した。
石森のピットインまでの残り2周の30周目、最終コーナー付近でガス欠症状を訴えマシンストップ。石森は再始動に成功するとそのままピットインしてボトル給油1本を行なった。
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交代した浅野は燃料漏れの影響でマシンの燃料が想定よりも大幅に減っている事に気づく。14周目にピットインし、WedsSport GR86は3位でチェッカーを受けた。
【チーム監督コメント】
浅野 真吾
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「第3戦SUGOでは電気系のトラブルを抱えながら迎えた決勝。電気系のトラブルは出なかったもののフューエルトラブル。流れが良くなかったレースウィークでしたが、3位表彰台は素直に嬉しいです。
次戦オートポリスもチーム一丸となって戦いますので、ご声援、ご協力よろしくお願い致します。 」
【ドライバーコメント】
浅野 武夫
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「GR86での2レース目、車の走らせ方は見えてきたのですが、まだまだ車の扱い方がよく分からず練習走行はドライ&ウエットでなかなかセットアップが決まりませんでした。予選前に大きくセットアップを変更しアタックしたものの、クリアが取れず探りながらの走行でしたが 思っていた感触が得られひと安心でした。
決勝は路面温度も上がり 自分の思った走りには程遠かったですが、車の素性の良さが確認出来ているので、これからの仕上がりが楽しみです。皆様の応援を感じながら頑張っていきます。今後ともよろしくお願いいたします。」
藤原 大暉
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「レースウィークの木曜日と金曜日は天候の変化が激しく、GR86になってから初めてのウエットコンディションでしたが今後の課題を見つけるのにとても有意義なテストをすることが出来ました。
予選では細かいミスがあり、1周をしっかりまとめることが今後の課題です。
決勝では約1時間半のスティントを担当しましたが、まだまだ速さが足りてないと実感しました。今回の反省点、課題点を次戦のオートポリスに繋げたいと思います。応援ありがとうございました!」
石森 聖生
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「ひたすら天気が読めない難しいレースウィークでした。
予選決勝ともに雨を想定する必要があり、ウエットやロングなどグリップの低い状況で極端に乗りづらい今のセットアップの改善が絶対的でした。完全ではないものの、マシンは良い方向に進みつつ迎えた予選はクラス3位。私のCドラ予選はクラス2位。決勝レースは中間スティントを担当。フロントのグリップダウンが強い傾向と聞いており、路温もさらに上がってきていたので、次のドラチェン時にタイヤ交換無しで行くためのタイヤライフを意識しながらも常に37秒前後で周回を重ねていましたが、残り2周の最終コーナー手前でガス欠症状が発生。最終コーナーを登れずピットまで戻れないと判断し即コース外に停止。幸いエンジン再スタートができ、ピットまで戻ることができました。
4番手とのタイムギャップも稼げていたので、順位は変わることなく、そのまま3位でチェッカー。個人的にはS耐2戦目で初表彰台となり嬉しさもありますが、悔しさの方が強いです。まだまだ速さを求めていく正確性に欠けているなと、伸び代だらけです。いつも応援、サポートしてくださっている皆様ありがとうございます。次戦は走行経験のないオートポリスですが、4位→3位と来ているので次こそは優勝を目指し、精一杯成長して参ります!」
チーム体制
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