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スーパー耐久シリーズ2023 Rd.6 岡山

ARS Staff

A DRIVER 

浅野 武夫 

B DRIVER 

伊藤 慎之典

C DRIVER 

三上 和美

10/21 予選

10/22 決勝

順位

7位

5位

結果詳細

​浅野 1.54.982

伊藤 1.44.882

​浅野 36周

伊藤 52周

三上 9周

【フリー走行・予選】

2023シーズンも残り2戦、スーパー耐久シリーズの第6戦は岡山国際サーキットにて開催された。浅野は前戦のもてぎで発生した燃料系のトラブル対策と、新たなサスペンションを投入して事前テストを実施した。しかし木曜日と金曜日の占有走行では狙い通りのタイムが出ず、チームはセットアップの変更を繰り返した。

予選日の天気は前戦もてぎから一転、気温20℃、路温18℃と涼しいコンディションになった。12時前から雨が降り出し、路面はウエットコンディションのままAドライバー予選が始まった。浅野はウエットタイヤでクラス3番手のタイムをマーク。

その後ピットインしてドライタイヤへ交換したが、すぐに赤旗中断となる。浅野は一旦ピットへと戻ってセッション開始後にアタックを再開したが、希望の3周に対してわずかに時間が足りず、2周でチェッカー。アタックラップのダブルヘアピンで前車に引っかかったロスが大きく、1分54秒982のクラス7番手となった。ドライコンディションとなったBドライバー予選で、伊藤はアタック1周目にクラス5番手の1分44秒882をマーク。AB合算の予選順位は7番手となった。Cドライバー予選では三上がUSEDタイヤで週末を通してベストとなる1分48秒113をマーク。チームは三上のドライビング習熟を確認した。決勝レースは気温・路温共に15℃以下のスタートとなる可能性が高く、チームは戦略を再検討した。


【決勝】

10月22日、決勝はドライコンディションのレースとなった。今回のレースは3時間、義務ピットイン回数は2回、給油は容量20Lの指定給油ボトル使用となり1回のピットストップでの最大給油量は3本60Lまで、1回のピットストップで2本以上入れる場合は95秒のピットストップが課せられる。Aドライバーの最低運転時間は60分以上。チームは燃料満タンでスタートするBドライバーで1回目のピットストップをできるだけ遅らせ、FCYが出そうなタイミングやSCのタイミングでピットストップをこなす作戦を採用。ボトル1本給油を2回とする、給油量をギリギリまで絞った作戦だ。

午前8時33分、気温13度℃、路温15℃のドライコンディションで3時間の決勝レースは始まった。86号車がエンジン交換によるペナルティの為、スタートドライバーの伊藤は6位でスタートすると、1周目のアウトウッドカーブ立ち上がりで60号車に並び、バックストレートエンドでオーバーテイク。5位へ浮上し、前を行く41号車、66号車を追う。上位グループに匹敵する1分46~47秒台で周回を重ね、チームはマシンと伊藤の速さに自信を深めた。15周目前後からタイムは1分48秒台となるものの、伊藤は燃費を意識しながら1秒先を行く66号車ロードスターRFを追撃する。

22周目に3号車がピットインしたことで伊藤は4位へ浮上、トップ884号車からは約18秒差につけた。プッシュすれば66号車のオーバーテイクもできそうな状況ではあったが、ピットに報告する燃料使用量が想定より多く、伊藤燃料を燃費走行に切り替えた。

34周目に41号車がピットインすると、伊藤は3位へ浮上。45周目には66号車のピットインで2位となった。1分48~49秒台で周回する伊藤は53周目に三上へ交代、予定を変更してタイヤ無交換、ボトル給油1本でピットアウトした。三上は4位でコース復帰すると1分50秒台で周回。55周目に3号車がピットインして3位となるものの、58周目に41号車にオーバーテイクされて4位。しかし59周目、前を行く66号車ロードスターRFがマシントラブルの為スロー走行からピットインし、三上は3位へと復帰した。三上は61周目にピットインして浅野へ交代、タイヤ左2本交換とボトル給油1本でピットアウトした。

浅野は41号車、884号車に次ぐ3位でコース復帰したが、燃費的に厳しく、63周目に86号車、64周目に3号車にオーバーテイクされた。浅野は交換していない右タイヤのグリップダウンに苦しみながらも1分49秒~50秒でラップ。そして、11時34分、WedsSport GR86は97周を走り、トップの41号車とおよそ1周差の5位でチェッカーを受けた。

チーム監督コメント

浅野 真吾

「岡山大会決勝は燃費勝負にでました。

ピットストップ時間を短くしてライバルチームの前にでる戦略でした。

作戦は上手くいきましたが、ライバルチームよりラップタイムが遅く5位が精一杯でした。

ただこれが出来た事で、今後の良いデータが取れました。

残り一戦になりましたが最後までチーム一丸となって戦います。

応援ありがとうございました。」



ドライバーコメント

浅野 武夫

「残り2戦、走り始めからセットが出ず時間が過ぎるだけでしたが、練習走行の後半にやっと探り出し予選に挑みました。ウェット、ドライとタイヤを履き替えアタックしましたが上手いポジションが取れずに タイムアップにつながらず残念です。

決勝は左右のタイヤのバランスを上手く使えずに苦しい走行となり未熟を感じています。まずは最終戦に向け、車のセットアップとメンテナンスに専念します。

これからも応援よろしくお願いします。」


伊藤 慎之典



「岡山はほとんど走ったことのないサーキットだったので不安がありました。

実際に木曜の走り始めから金曜にかけてトップとの差がかなり大きく、その中でセットを決めていかなければいけませんでした。自分の走りもセッティングも同時に煮詰めていく作業は悩みと焦りがありました。

予選が始まってみるとプラクティスから他のチームは思ったよりタイムが伸びておらず、自分たちが3秒近くタイムアップをしていたのでなんとかトップから1秒以内につけることができました。それでもアタックラップでミスがあり車のポテンシャルを出し切ることができませんでした。

決勝はスタートをつとめ燃費走行をしつつもロスなくミスなく走り続けることを徹底しました。

その結果一時的に2位まで浮上することができました。最終的には5位でしたが、今シーズンで1番マシンのポテンシャルを引き出せたレースだったと思います。

次戦はもう最終戦ですが今年やってきたことを全て出しきり表彰台に立てるよう頑張ります。

今後も18号車の応援よろしくお願いします。」


三上 和美

「5月の富士24時間以来、2回目のスーパー耐久参戦となった今回。チームの総合力は前回よりもさらに上がっており、確実に表彰台を狙える力があることがレースを通じてハッキリとわかりました。

雨中のセッションとなった武夫さんの予選アタックは流石の燻銀のテクニック。また伊藤君のドライ路面でのアタックは素晴らしく、そしてマシン自体も両ドライバーの気迫のこもったドライビングに十分応えるレベルにまで見事に熟成されていると感じました。

一方で私自身としては、短時間でマシンの限界一杯を引き出すまでには追い込めず、自分の課題と問題点が浮き彫りとなりました。それを克服するには、やはり走り込んでいくしかないと感じています。

次戦、最終戦となる11月11日~富士4時間レースに向けての展望ですが、マシンはすごく乗りやすく速さもあるので、残された時間は短いですがその中で出来る事をしっかりとやって、表彰台獲得・シリーズランキングの上位進出に、少しでも貢献出来たらと思っています。応援してくださっているスポンサーの皆さん、チームの皆さんに、心より感謝いたします。浅野レーシングサービスのようなチームでレース参戦できる事、本当に嬉しく思います。ありがとうございました。」

チーム体制












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浅野レーシングサービスは、浅野自動車商会(茨城県・桜川市)を母体とするレーシングチームです。
これまで主に国内ツーリングカーレースを中心に活動を行っており、完全なプライベーターながら様々なレースシリーズで年間チャンピオンを獲得したほか、数多くのレースで優勝・表彰台を勝ち取って参りました。

 

その一方で、メカニック等は所属ドライバーはもちろんのこと親族も務める、家族的な側面もあります。
代表の浅野武夫はレーシングドライバーとして活躍し続けているばかりか、マシン製作・メンテナンスも担当。そのスタイルを1975年より現在に至るまで、40年以上貫いています。

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