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スーパー耐久シリーズ2024 Rd.1 SUGO

ARS Staff

更新日:2024年8月13日

A DRIVER 

浅野 武夫 

B DRIVER 

伊藤 慎之典

C DRIVER 

三上 和美

D DRIVER

鈴木 翔也

4/20 予選

4/21 決勝

順位

7位

6位

結果詳細

​浅野 1.34.444

伊藤 1.32.975

​浅野 29周

伊藤 45周

三上 34周

【フリー走行・予選】


スーパー耐久2024第1戦は、4月20日21日に杜の都スポーツランドSUGOにて開催された。ラウンド1は例年通りGroup1とGroup2でレースが分けられたが、今回ST-4クラスはGroup1へ組み込まれ、日曜日午前中に予選、午後に決勝レースとなった。

木曜日、金曜日の占有走行では、昨年に引き続きBドライバーを務める伊藤や、昨年S 耐に復帰した三上習熟を進めた。SUGO合同テストのセッティングをベースに、さらなるグリップを求めてダンパーや車高、アライメント調整を行い、気温・路温を確認しつつBRIDGESTONE製スリックタイヤのグリップを引き出すマシンセットアップを進めた。

日曜日午前8時からのAドライバー予選は気温15度の肌寒いコンディションとなった。今回の予選は通常のABドライバーの合算タイムではなく、ノックアウト方式。Q1でAドライバー予選で上位4台のグループと下位3台のグループに振り分けられる。浅野は1分34秒444をマークしたが、残念ながら上位グループに食い込むには至らなかった。Q2下位グループ内でのトップタイムを狙い、Bドライバーの伊藤は思い切った走りを披露。アタック1周目で1分32秒975をマークし、6位と0.049秒差の7位となった。C・Dドライバー予選では、三上と鈴木が引き続きコースとマシンの習熟を進め、決勝のマシンセットアップにまずまずの手ごたえをつかんだ。チームはドライコンディションの決勝レースに向けて、レース戦略を確認しつつ、午後の決勝レースを迎えた。



【決勝】

今回のレースは4時間、義務ピットイン回数は2回。給油は容量20Lの指定給油ボトルを使用し、1回のピットストップでの最大給油量は3本60Lまで、1回のピットストップで2本以上入れる場合は90秒のピットストップが課せられる。また、Aドライバーの最低運転時間は60分以上である為、今回のチームの基本戦略はBドライバースタートとして、ボトル3本給油を2回、FCYが出そうなタイミングやSCのタイミングでピットストップをこなす作戦を採る事とした。

13時23分、気温20℃、路温31℃のドライコンディションで4時間の決勝レースは始まった。スタートドライバーの伊藤は7位でスタートすると、3周目の4コーナーで、2LエンジンであるもののGR86より最低重量が225㎏軽い66号車ロードスターをオーバーテイク、6位に浮上する。

伊藤は1分35~36秒台で安定して周回を重ねつつ前を行く216号車GR86を追うと、10周目の1コーナーでオーバーテイクし5位へと浮上した。14周目のS字では、STXクラスに強引に追い抜かれたタイミングで216号車に抜きかえされ6位へポジションダウンするが、伊藤は1分36秒台で粘り強く走行を重ねた。22周目のホームストレートでは0.5秒先に216号車、その0.7秒先に60号車となる。

伊藤は徐々に厳しくなるフロントタイヤをいたわりつつ、予定スティント58周をこなせるタイヤマネジメントでハイペースのラップを重ねた。しかし42周目、ST3クラス車両が4コーナ―でクラッシュしたためSC導入となる。ピットストップウィンドウの開く45周目、伊藤はピットインして三上へと交代、タイヤ4本交換とボトル給油3本でピットアウトした。三上は7位でコース復帰するが、47周目のバックストレートで突然駆動がかからなくなり、三上はコース脇の芝生上にマシンを止めてしまう。

オフィシャルカーにけん引されて三上はリペアエリアへと戻ってくるが、マシンの駆動系に破損が。

チームはすぐにリペアエリアでドライブシャフトを交換、三上は31分程のロスでコース復帰した。三上は翌周ピットインして浅野が直接マシンチェック、問題が無いことを確認して再度コースへと復帰し、ここから31周を走行。79周目にピットインして浅野へと交代した。

タイヤ4本交換とボトル給油2本でピットアウトした浅野は、マシンを確認しながら完走に向けてゴールを目指す。91周目、浅野が駆動系に違和感を感じて急遽ピットロードに向かうも、マシンはピットロード上で駆動がかからなくなりストップしてしまう。チームメカニックによりピットボックスに戻されたマシンは、再び同じドライブシャフト破損が確認されたため交換、チームは約10分の作業でマシンをコースへと送り出した。浅野はその後も慎重にマシンを走らせるが、108周目、マシンの異常をチームに連絡し、そのままピットボックスへ入った。

レース残り時間は約13分。この時間でドライブシャフト交換は厳しいとチームは判断し、そのまま浅野はレース終了間際までピットで待機、レース残り3分となったタイミングでピットアウト、マシンをいたわりながらゴールをめざした。そして17時23分、最終ラップに216号車GR86 がガス欠リタイアとなった事もありWedsSport GR86は6位でチェッカーを受けた。


チーム監督コメント

浅野 真吾


「今年もWeds様をはじめ、沢山の企業様にご支援をいただき、スタートグリッドに立てたこと、誠に感謝いたします。

開幕戦の緊張感、ドキドキ、ワクワクは何年も経っても変わりません。

決勝の結果はトラブルに泣かされましたが、マシンに確かな手ごたえは感じました。

次戦は富士24時間。気持ちを切り替えてチーム一丸となって頑張ります。ご声援ありがとうございました。」




ドライバーコメント

浅野 武夫

「今年もスーパー耐久が始まりました。今年も参加出来たのは、援助協賛してくだる皆様のおかげです。心より感謝します。またレースを支えてくださるスタッフの方々にも感謝です。

今年のSUGO大会は予選方式が変わり、Aドライバーの自分のタイムでほぼスタート位置が見えてくるので、頑張ってアタックしたのですが力及ばずに残念でした。決勝は最後の担当でしたが、マシントラブルで最後まで走らせるのがやっとな状況で残念です。しかしチームスタッフの努力で完走に導く事が出来たのは 次の富士24時間に繋がるものと思います。富士のレースに向け車を仕上げていきますので 応援程よろしくお願いします。」


伊藤 慎之典

「シリーズ参戦2年目の開幕戦という事で気合を入れて挑みました。木曜金曜と完璧ではないですが車のセットが8割決まりこのままいけると思いました。しかし、日曜の予選で思ったようにタイムが上がらず、決勝でも思ったようなペースでラップを重ねることが出来ませんでした。

原因としては土曜にも別クラスの予選決勝が行われていたので、路面のグリップ力が大きく変化したためと考えられます。多少の変化は見込んでいましたがそれを大きく上回る変化でした。決勝中には3回のトラブルでタイムをロスしてしまいなんとかギリギリチェッカーを受けたレースでした。

次戦は富士での24時間レースなので攻め方を変えて挑みたいと思います。引き続き18号車の応援よろしくお願いします」



三上 和美

「今回は何度か決勝中にトラブルが発生してしまいましたが、メカニックさんの迅速な対応によりすぐにチェッカーを受けられたことを心から感謝いたします。結果的には6位でしたが、内容が濃いドラマチックな展開でした。色々自分自身で改善しなければいけないことや課題も新たに見つかり、次戦以降の学びになりました。次回は24時間耐久では表彰台に上がるために、走り込みをして行きます。

チームの皆さん、応援してくださった皆さん、スポンサー様にはこころよりお礼申し上げます。」




鈴木 翔也

「今シーズンも浅野レーシングサービスで走れる事を嬉しく思います。SUGOはあまり走行経験が無く、コース習熟に専念しました。

決勝は出走しませんでしたがトラブルを乗り越え完走し、改めてチーム力の高さを感じる事ができたレースでした。

別ラウンドで出走する際はしっかりとチームに貢献できる走りをしたいと思います。引き続きWedssportGR86の応援何卒よろしくお願い致します。」





チーム体制




お知らせ

4月22日、フジテレビLive News α内スポーツコーナーにて、SUGOテスト〜スーパー耐久2024第1戦

の密着取材の模様が放送されました。

この内容は下記youtubeにて公開されておりますので、ぜひご覧ください。

【スーパー耐久】71歳の現役レーシングドライバー・浅野武夫 50年目のシーズン

「車作りは楽しい、結果をサーキットで」https://www.youtube.com/watch?v=vQkK7g1OMxU

 

また、スーパー耐久2024第1戦のレースレポート https://andrace.jp/supertaikyu_rd1/5/

5月8日に行われました、富士合同テストレポートhttps://andrace.jp/column-3/

が、Cドライバー三上和美の執筆によって、モータースポーツ情報サイト&Raceに掲載されております。

こちらもぜひご覧ください!



Wedssport GR86 スポンサー企業(敬称略)

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浅野レーシングサービスは、浅野自動車商会(茨城県・桜川市)を母体とするレーシングチームです。
これまで主に国内ツーリングカーレースを中心に活動を行っており、完全なプライベーターながら様々なレースシリーズで年間チャンピオンを獲得したほか、数多くのレースで優勝・表彰台を勝ち取って参りました。

 

その一方で、メカニック等は所属ドライバーはもちろんのこと親族も務める、家族的な側面もあります。
代表の浅野武夫はレーシングドライバーとして活躍し続けているばかりか、マシン製作・メンテナンスも担当。そのスタイルを1975年より現在に至るまで、40年以上貫いています。

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