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スーパー耐久シリーズ2024 Rd.4 もてぎ

ARS Staff

A DRIVER 

浅野 武夫 

B DRIVER 

伊藤 慎之典

C DRIVER 

三上 和美

D DRIVER

上村 優太

9/6 予選

9/7 決勝

順位

3位

4位

結果詳細

​浅野 2.12.911

伊藤 2.10.949

​浅野 33周

伊藤 43周 三上 14周 上村 37

【フリー走行・予選】

2024シーズンも折り返しを迎えたスーパー耐久シリーズ。第4戦はチームの地元もてぎにて開催された。第3戦AUTOPOLISでエンジントラブルに見舞われたため、浅野は工場でのマシンチェックと改良、定期メンテンスを行ってWedsSport86をサーキットへと持ち込んだ。木曜日と金曜日の占有走行では、各ドライバーとエンジニアが今まで以上に意見を出し合い、持ち込みセットからAUTOPOLISで手ごたえを掴んだ方向性へと変更を重ねた。

今回は土曜日午前に予選、午後に決勝レースを開催するため、非常に慌ただしいスケジュールとなる。チームは土曜日に向けて必要なマシンチェックとメンテナンスをすべて行い、翌日に備えた。

予選は気温28℃以上、路温34℃と高温なため、予選アタックは実質1周、2周が限界だ。Aドライバー予選で浅野はアタック1周目に2分13秒887、タイムアップが期待された2周目は1コーナーで他車との絡みがあったものの2分12秒911をマークし、クラス1位から約0.9秒差のクラス5番手なった。Bドライバーの伊藤は1周目になんとクラストップタイムの2分10秒949をマーク。2周目はタイヤのタレもあり2分11秒631となったが、クラストップタイムを維持して、AB合算の予選順位は3番手となった。C・Dドライバー予選ではUSEDタイヤで三上が2分15秒488、Dドライバー上村が2分14秒347をマークし、チームはマシンの速さに自信を深めた。チームはドライコンディションの酷暑となる可能性の高い決勝レースに向けて、再度レース戦略を検討しつつ、チームはピットワークの確認やマシンチェックをおこなった。


【決勝】

今回のレースは5時間、義務ピットイン回数は3回、給油は容量20Lの指定給油ボトルを使用。1回のピットストップでの最大給油量は3本60Lまで、1回のピットストップで2本以上入れる場合は1分40秒のピットストップが課せられる。また、Aドライバーの最低運転時間は75分以上なので、チームはAドライバースタートとして、ボトル3本給油を2回、ボトル1本給油を1回とし、FCYが出そうなタイミングやSCのタイミングでピットストップをこなす作戦を採用した。

12時34分、気温30℃以上、路温40℃以上の厳しいコンディションで5時間の決勝レースは始まった。スタートドライバーの浅野は3位でスタートすると、1周目に41号車、216号車、884号車にオーバーテイクされる。浅野はアンダー・オーバーステアが顔を出すマシンに苦しみながらも、タイヤをマネジメントしつつ周回した。コクピットの暑さに耐え、34周目に伊藤へと交代するタイミングでタイヤ4本交換とボトル給油3本を行った。

伊藤は6位でコースに復帰。気温・路温ともに上昇し、想定よりアンダーステアが出るマシンをコンスタントに走らせ、伊藤は他車が義務ピットインをこなす中1位に浮上して74周目にピットイン。タイヤ4本交換とボトル給油1本を行った。伊藤から交代した三上は4位でピットアウトするも、混戦の中で早々にタイヤカスを拾ってしまう。三上は2分18秒~20秒台のラップとなり91周目にピットイン、上村へ交代、タイヤ4本交換とボトル給油1本でピットアウトした。上村は6位でコース復帰すると、93周目に2分14秒台をマーク。その後も2分15秒~16秒で安定した速さの周回を重ねた。

100周目、義務ピットインした216号車が上村の後方でコース復帰し5位へ浮上すると、上村はその後もマシンを攻めたて、上位と遜色ないタイムを刻んでゆく。そしてチェッカーを受けた127周目、2位をゆく884号車がガス欠の為にピットイン、884号車はなんとチェッカーを受けることができず、17時35分WedsSport GR86は4位でチェッカーを受けた。



チーム監督コメント

浅野 真吾

「地元もてぎ!自然と力が入ります!

マシンのセットアップも決まり、Bドライバー予選で伊藤がトップタイム。

Aドライバーの武夫さんも良いタイムをマーク。

予選グリッドは3番手ですが、チーム内では手ごたえを感じました。

決勝は伊藤、上村を中心にレースを作ってくれましたが、結果は4位

フィニッシュ。

悔しさはありますが、次戦岡山大会は必ず表彰台、そして優勝を目指します。引き続き応援よろしくお願い致します!ありがとうございました。」






ドライバーコメント

浅野 武夫

「まだまだ暑い中でのレースになりました。

練習から車のセットアップは順調でしたがまだまだ決め手はなく、 予選はポジション取りが上手くいかず、他車のミスに左右されて

ベストな走りには成らず残念です。

決勝はスタートドライバーとなりましたが、熱さと路面温度の問題で、詰め切れなかった車と戦いは、タイムアップ出来ないジレンマの続く走りとなりました。車を労りながら次のドライバーに渡す事が出来たのは幸いでした。自分の中では次のレースに向けて何をしたら良いかが一番の問題です。これからも応援ご支援の程よろしくお願いします。」


伊藤 慎之典

「前戦AUTOPOLISの良かったところにプラスして、今回もてぎの

レースウィークでセッティングを進めることができ、かなり調子がいい状態にマシンを持っていくことができました。

チームとして予選での速さを求めたセッティングだったこともあり、Bドライバー予選ではトップタイムを記録することができました。武夫さんが作ってきた18号車は速い!と結果で示すことができ非常に嬉しかったです。

ですが決勝ではこのセットは合わず苦しい展開となりました。

次戦は予選での速さは継続しつつ決勝でのロングランでも速いところを見せらせるように改善していきたいと思います。

今年も残り2レースとなりますが引き続き努力していきますので、今後も18号車の応援をよろしくお願いします。」


三上 和美

「今回は武夫さんの走りと、そして伊藤くんのBドライバー予選でのタイムと走りには、本当に感激しました。上村くんの決勝の追い上げも素晴らしいものでした。

18号車の実力がトップレベルであることを証明してくれ、このような素晴らしいマシンに仕上げて下さった武夫さん、そしてチームの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

私自身としては、悔しい気持ちでいっぱいです。マシンとチーム自体は最低でも表彰台に行ける実力があったのに、あと一歩のところで逃してしまいました。

もっと走り込んで行き、経験値を上げ、成長し、自分自身に恥じない走りをしたいです。ここで終わりたくないので、今まで以上に努力をして頑張っていかなくてはいけないと強く思いました。参戦にあたり多大なお力添えくださった、スポンサーの皆さん、浅野レーシング、ハザードレーシング、チームメイトの皆さんに、心よりお礼申し上げます。

次戦まで走り込みやトレーニングなどできることをして、必ずや今回の挽回をします!」




上村 優太

「もてぎ大会ではセッティング大きく詰める事ができ、Bドラ予選、CDドラ予選ではトップタイムをマークする事ができました。

決勝レースペースを上げる事が課題なので、次戦の岡山ではそこも対策していきたいです。

レース中のペナルティー、ミスなくチーム一丸となって良い雰囲気でレースウィークを終える事ができました!

ありがとうございました。」




チーム体制




Wedssport GR86 スポンサー企業(敬称略)


スーパー耐久レースレポートが、Cドライバー三上和美の執筆によって、モータースポーツ情報サイト&Raceコラム - &Race (andrace.jp)に掲載されております。ぜひご覧ください!

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浅野レーシングサービスは、浅野自動車商会(茨城県・桜川市)を母体とするレーシングチームです。
これまで主に国内ツーリングカーレースを中心に活動を行っており、完全なプライベーターながら様々なレースシリーズで年間チャンピオンを獲得したほか、数多くのレースで優勝・表彰台を勝ち取って参りました。

 

その一方で、メカニック等は所属ドライバーはもちろんのこと親族も務める、家族的な側面もあります。
代表の浅野武夫はレーシングドライバーとして活躍し続けているばかりか、マシン製作・メンテナンスも担当。そのスタイルを1975年より現在に至るまで、40年以上貫いています。

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